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【江原啓之おと語り】2021年2月28日『人生の出会い&別れ特集』

別れても、軌跡は消えません。
・大切なのはどれだけという物量ではなく、込めたかという質なのです。

はじめに

人生、別れのときは遅かれ早かれ訪れるものです。
「卒業・入学などの別れと出会いも近くありますね。私の歌に『旅立ち』という曲があるのですが、出会いと別れを繰り返し、それでも人はどうして生きていけるの?そんなに辛いことばかりなのに…でもまた輝ける日が来るから…という歌なんです。人生には出会いと別れが付きものなので、私もそういった歌詞を付けたんです。また、スピリチュアルな世界では永遠の別れというのはない。必ず再会するんです。また、生きていても、みんな悲しんだりしますが、卒業したら意外に冷たく忘れていたりするんですよね(笑)。けれど“生き別れ”“死に別れ”などつらい別れもある。残された人は辛いものです。

本当にスピリチュアルなことに興味を持ったり気付くのというのは、愛する人を失ったことがきっかけになるのではないかなと思うんです。私も早くに両親を失った。だから“人ってどうして生まれてくるんだろうか”と考えるきっかけになりました。でもそれが悲しいことばかりではなく、そのことを考えることで強くなって、これからの人生が輝いていくようにもなると思うんです。ですからみなさん、そういったときに悲しまずに未来を楽しみにしていただけたらなと思います。

別れ』をどう乗り越えたらいいのか、共に学んでいきましょう。

4歳の娘を亡くし、悲しくて堪りません。

お便り1:
昨年、4歳の一人娘を亡くしました。生まれた時から難病があり、大きな手術もしました。生体移植で私の臓器を移植したのですが、助けてあげられませんでした。娘が亡くなるまで様々な決断を主人と相談しながらしてきましたが、それが正しかったのかわからなくなりました。今は娘のいない毎日を生きるのが辛く、娘に会いたくて、謝りたくて、写真に向かって話しかけては1人泣いてます。よく、小さくして亡くなった子は自分でその運命を決めて生まれてきたんだとか聞きますが、本当にそうなのでしょうか?私は、娘はまだまだ生きたかったんじゃないか、行きたかった場所、やりたかったことがあるんじゃないか、色々と考えてしまいます。でも答えはでません。私自身が1番思っているからかもしれませんが。娘と共にまだまだ笑っていたかった。娘の成長をこれからまだまだ隣で見ていけるんだと思ってたので。娘はどう思っているんでしょうか。
A.江原さん
死ぬということや、いなくなるということは、誰だって淋しいのは正常な愛念ですから“淋しい”と思うこともあるでしょう。思い切り泣くべき。かといっていつまでも泣いてはいけない。この世の中には多くのスピリチュアルなどがありますが、スピリチュアルなことを“現世利益”ばかりで語る人が多い。“どうしたら得をするのか…”など、そういうことのためにスピリチュアルはあるのではなく、スピリチュアルなことを本当に理解するには、人との出会い・別れや、自分自身の人生を見つめるために、真面目に真摯に向き合わないといけないことだと思うんです。
魂は永遠であると自分の中で認識しているので、それは私の中で一貫してぶれないこと。その視点でしか私はお答えできませんが、あなたはお子さんのことで淋しく悲しいからどうしてもそこだけで近視眼的になってしまうと思う。“小さくして亡くなった子は自分でその運命を決めて生まれてきたんだと聞きますが”とメールの中にありますが、これは小さくして亡くなった子に関わらず、人はみんな運命をもってきている。それは、経験と感動といってその人に必要なことを学びんで成長をして帰っていくということ。あともうひとつ忘れてはいけないことは、“私は、娘はまだまだ生きたかったんじゃないか、行きたかった場所、やりたかったことがあるんじゃないか”ということですが、これは小さかろうが年を取って亡くなろうが一緒だと私は思いますよ。運命を決めて生まれてきたということは、“これでいいんだ”と思っているということとは違うと思うんです。私たちはなんでもそうですが“短命”ということを知るからこそ“短命”の人の苦しみがわかるわけですよね。では“長寿”が絶対に幸せなのかというと、ラジオを聴いていらっしゃる方の中でも“いや、長寿だからといって幸せじゃないよ”と、たくさんの苦労を抱えている方もいらっしゃると思うんです。だから若いから良い・悪い、年をとっているから幸せ・そうじゃない。人生とはなんとも言えないと思うんです。
あなたのことで申し上げるのは、あなたがこの暮らしをしていたら、本当に娘さんは笑えるかな。供養というのは、相手を心配させないこと。これだけは言える。向こうに帰ると、もう苦しみも何もない。肉体がないですからね。痛いとか苦しいとか、そういうのがない。むしろ幸せになる。『六つのたましいのエポック』という私が作った歌があるのですが、その中の『天の国で』という歌は、子どもはもう痛くもなんともないし、ただ思うのは母の幸せだけを祈っているという詩なんです。お子さんは“ママ、いつまでも泣いていないで。一緒に笑おう”と思っているはず。それを汲んであげるのが本当の供養だと私は思うんです。娘さんはお母さんの今の状況を喜んでいないなぁ…と思う。手前みそのようですが『天国への手紙』(集英社)という本も出しておりますので、ぜひお読みになっていただけたら嬉しいなと思います。

収録内容で紹介された書籍


(引用:アマゾン)

天国からの手紙 (集英社) ¥1,760
カスタマーレビュー:★★★★★
レビュー例:
彼女が生前、江原さんをとても好きだった事を思い出しこの本を買って読みました。あっという間に読み終えてしまいました。(※一部、抜粋)

身内が他界してから、その後を知りたいと思い、また自分の気持ちの為購入しました。いろいろと知り学び、気持ちも落ち着くことが出来た一冊です

人はたましいの存在であり、たましいは永遠。では死とはなにか?について丁寧に書かれています。

 

Dr.Recella

 

・別れても、軌跡は消えません。
・大切なのはどれだけという物量ではなく、込めたかという質なのです。
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